泥棒犬グレースの巻  2002/1/24

今回は、グレースが他犬(ヒト)のおもちゃを奪ってからの顛末をお話したいと思う。

グレースが噛んでいるおもちゃを取り返す為に、
私はの他にもありとあらゆる方法を試してみた。

おもちゃを噛んでいるグレースの口の隙間から、おやつを無理矢理押し込んでみたりもした。
いつもなら何をおいても食べるくせに、口の中におやつを留めたままだった。
失敗。

先のとがっている草を、こよりの様にグレースの鼻に突っ込んでみた。
普通くしゃみするだろ〜が。
グレースは我慢していた。

催眠術にトライ。
グレ〜ス、リラックスしなさ〜い、リラ〜ックス、力を抜いて・・・ほ〜らほら・・・
もちろん失敗した。

他犬(ヒト)のおもちゃをくわえたグレースは、私からとことん逃げ回る。
他犬(ヒト)のものを盗ることは、悪いことだとちゃんとわかっているのだ。
そして、お散歩に来ている人々のところに逃げ込む。
助けてくださいこの意地悪飼い主が私の大切なものを取り上げようとするんです!!
というふうに。
すると、グレースにぴったりと寄り添われた人々は、
あら、私んとこに隠れちゃって。可愛い〜。グレースって面白いわね〜
と言い、おもちゃの持ち主は、
そんなに気に入ったんだったら、いいよいいよ、グレースにあげるよ
となるのだ。

Oh my dog!
これじゃ、情に訴えた泥棒じゃないか?!
それもかなりの知能犯!たちが悪いぞ、グレース!!

そうやって手に入れたおもちゃは数知れず
ここにその現存する一部を公開しよう。

持ち主の皆様、誠に申し訳ありません。心よりお詫び申し上げます。

ゴールデンのカナちゃん・♀のチャ
ーリー・ブラウンのお人形。もちろ
ん最初は身体がついていた。それ
が今ではこんな無残な状態に。そ
う言えば最近カナちゃん見ないな。
エアデール・テリアのフィーゴ・♂
のボール。フィーゴも他犬(ヒト)の
おもちゃが大好き。これはグレース
も同じものを買ったので、どっちが
どっちのものなのか?
ミックスのモモちゃん・♀のおもち
ゃ。グレースはモモちゃんのおもち
ゃに特に執着を持つ。グレース
昨年のマイブームはモモちゃん
一家だった。迷惑な話だ。
グレース

盗品

コレクション


〜2002
ゴールデンのアッシュ・♂のボー
ル。最近豹柄のボールをゲット。こ
れは絶対グレースが気に入るだろ
うと思ったんだって。不幸にもその
予感は的中。現在グレース一番
のお気に入り
買ったおぼえのないボールの
数々。誰から奪ったものかさえ、
今となってはわからない。本当に
申し訳ないっ!始めはみんなピー
ピー鳴ってたのに・・・もう鳴らなくな
ってしまった・・・。
ミックスのチャッピー・♀のママ
が、フリマでグレースに買ってきて
くれたぬいぐるみ。もっと一杯あっ
たんだけど、グレースが惨殺してし
まった。グレース、感謝しろ!
サモエドのつばさ・♂のクリスマス
リースのぬいぐるみ。今年初めてゲ
ットしたもの。最近グレースはつば
さ一家にターゲットを絞りつつあ
。危険だ。何とかしなければ。
ハスキーのレオ君・♂のママから
頂いたミニーちゃんのぬいぐるみ。
UFOキャッチャーでゲットしたんだっ
て。すぐにグレースから取り上げた
ので、珍しく五体満足



グレース vs クルエラ ガチンコ三本勝負の  2002/1/12

グレースはよそのwankoが持っているおもちゃ(ボール・ぬいぐるみ)を異常に欲しがる。
自分のおもちゃと同じようなものでも、他犬(ヒト)のものが良く見えるらしい。
まるで子供と同じだ。
よそのwankoがちょっと気を抜くと、グレースはすかさずそれを奪い取る。
そして、ガッチリ噛んで離さない。
そんな時はどんなに脅しても、なだめても、すかしても、おやつで釣ってもダメ。
頑固一徹
だが、それはあくまで他犬(ヒト)のもの。必ずや返さねばならない。
結果、グレースとクルエラの対決が始まるのだ。


Round 1 

よく犬の本に、喧嘩をしている犬同士を引き離すには、耳に息を強く吹きかけるといいと書いてある。
喧嘩中の犬を掴まえてそんなことが出来るのか、はなはだ疑問だが、
グレースからおもちゃを奪い取るには有効かもしれない。
グレースの垂れ耳をめくり上げ、強く息を吹き込む。
フーッ
グレースは少し目を細め、ちょっと不愉快そうな顔をしたが、ただそれだけ。
ガ〜ン、全く効き目なし
あっさりグレース1本取られた。


Round 2 

風と来たら次はだろう。
ある日私はナイスなアイデアを思いついた。
水鉄砲でグレースの口の中に水を注入したらどうだろう?!
我ながら天才かも!!
早速、水鉄砲を購入し、お散歩に持参。
運良く(悪く?)他犬(ヒト)のボールをゲットしたグレースの口の中めがけ、
放水開始
ベロベロ〜と口から水が流れ落ちると共に、ビックリしたグレースはボールもポトリ。
やった!私の勝ちだ。
しめしめ、これで1勝1敗の五分に持ち込んだぞ!
と勝利の喜びに酔いしれていたのもつかの間。
ある日グレースは、車の中に置いてあったプラスチック製の水鉄砲を、
私がちょっと席を外している間に、バリバリと噛み砕いていた!
恐るべしグレース
心なしかグレースの顔が勝ち誇っているように見えた。


Round 3 

ついに最終ラウンドに突入。
動物が最も恐れるもの、そして人間だけがコントロールできるもの。
それは
ちょっと残酷のような気もするが、なあに一瞬で勝負はつくだろう。
ポケットに百円ライターを忍ばせ、私は勝負の時を待った。
そして、ついに世紀の対決の瞬間を迎えた。
ガッチリおもちゃをくわえたグレースの目の前で、ライターの火をつける。
ボッ
一瞬恐怖がグレースの目に浮かんだように見えたが、グレースは態勢を崩さない。
れれ、おかしい。すぐにおもちゃを離すはずだったのに。
物欲が完全に恐怖心を乗り越えている
じりじりと火を近づけてみる。
緊張の時間。
早く離せよ!グレース!!
いつのまにか数名のギャラリーが、固唾を飲んでこの勝負の行方を見守っている。
ヒゲが焦げそうだ。
それでも微動だにしないグレース
Oh my dog!
このままじゃ動物虐待だよ〜。あ〜ん。グレース、勘弁してくれ〜!
私は火を止め、グレースを抱きしめた。
ごめんよ〜!グレース!!
私の完敗だ。


他犬(ヒト)のぬいぐるみをガッチリくわえているグレース。目が三角になっている?!
結局私はグレースの上あごと下あごを両手で無理矢理こじ開け、ブツを取り出している。
結構な力仕事だ。



バックミラーに映るグレースが・・・の巻  2002/1/1

グレースは2歳の時に引越しを経験している。
人間様にとっても引越しは大きな出来事だが、
環境が激変するということは、wankoにとっても計り知れないストレスだったに違いない。

案の定、引越し初日の夜、グレースは失敗を犯した。
ソファの上にオシッコをお漏らししてしまったのだ。
以前は庭をトイレにしていたので、今度の家でも何度も庭に出してはいたのだが、
まだ要領を得なかったのだろう。
買ったばかりの革のソファだったが仕方ない。
よしよし、可哀想なグレース
私だって鬼じゃないぜ。

だが、次の日ビックリするような事件が・・・・。
いつもの公園へ出かけようと車にグレースを乗せて走行中、
急に車内に悪臭が立ち込めた。
うっ、くさっ
ふとバックミラーを見ると、そこに映るグレースの顔が妙に力んでいる。
ゲッ!もしかして?!
Oh my dog!



路肩に車を止めて後ろを確認すると、こんもりとグレースのウンチが・・・。
グレース、いくら混乱してるからって車の中ですることはないだろ〜。
ひどいじゃないか〜。とほほ。
ウンチを処理した後、私は情けない気持ちで一杯になりながら、
車の窓を全開にして公園へと急いだのだった。

こんな話までバラして、許せグレース!
今年はみんなにもウンがつきますよ〜に



Oh my クルマ屋のオヤジ?!の巻  2001/12/17

何年か前のある日のこと。
私はグレースを車に乗せ、いつもの公園へと散歩に出発しようとしていた。
ほら、お乗り!ジャンプ!!
車の後ろを開けて、グレースを乗り込ませたまではよかったが、
その日のグレースは、なぜか車の後部から運転席の方まで一気に強行突破。
ひえ〜。何でだよ〜。早く後ろに戻りなさい!
グレースを後ろに追いやった私は、さて出発と思った瞬間、
シートの上に何か見なれないものを発見した。

何、これゲッ車の部品レバーどこのワイパーだ!!
Oh my dog!


ワイパーを操作するレバーが根元からポッキリ折れている
あ〜あ、修理代かかるじゃないか〜!グレース弁償しろよ〜!プンプン!!

しょうがない。クルマ屋のオヤジに電話だ。
これこれこういう訳でと恥をしのんで事情を説明。
すると案外驚く様子もなく、すぐに交換に行きますと言う。
え〜、あんなものその場で交換できるのか〜?
若干の疑問を持ったが、すぐ直してくれると言うんだからありがたい。
私はオヤジが来るのを待った。
やって来たよ、オヤジ。
ワイパーそのものを持って
ちょっと〜、ワイパーを操作するレバーだって言ったでしょ〜。
ワイパーだったら、ガソリンスタンドでも交換できるんだよ〜。

いや〜、レバーをが折ったの?信じられないね〜!
そう言い放ち、車を取りにまた出直すからと去って行った。
その間雨が降ったらどうすんだよ!
これじゃ、Oh my クルマ屋のオヤジ?!だよ〜。



グレースおまえは寿司職人か?!の巻  2001/12/10

何年か前のある日のこと。
私は台所で、ごはんを炊飯器から別の器に移し変える作業をしていた。
もちろんグレースは私の足元でおすわり。
何かおこぼれを貰えないかと待機中だ。
と、馴れないことをするもんじゃないね。
私の手が滑り、大量の御飯を床にこぼしてしまった。
(お百姓さんごめんなさい。)
すると、グレースは床に落ちた御飯に速攻食らいついた。
ここまではいつものこと。
私だって太っ腹さ。得したね、グレースってなもんだ。

が、グレースにも良心の呵責はあったのだろう。
食べてよしと言われたわけじゃない。
いけない!といつ言われるかわからない。
止められる前に完食しなければ。
そう考え、物凄い勢いで御飯を詰め込んだグレースは、
食べ終わった後、目を白黒させた。
ウッ!
部屋の隅に駆込むグレース。
どうしたの?
心配する私の目の前で、グレースはゲロリンパ。
Oh my dog!



その吐き出したものを見て、私はビックリ仰天!
完全な円筒形をした御飯のかたまりだ!!
その直径は、おそらくグレースの喉の直径と等しいのだろう。
すのこで巻かれた海苔巻用の御飯のようだ。
そんなに急いで食べたら、喉に詰まらせて窒息死するぞ!
ったく。グレースときたら。
その円筒形の御飯のかたまりを捨てようとした私は、またまたビックリ!
手に取っても、まるで型崩れ無し!!
グレース、おまえは寿司職人か?!



クルエラ今度は引き倒されるの巻  2001/11/30

何年か前のある日のこと。
グレースの暴走ぶりにほとほと手を焼いた私は、ロングリードなるものを購入してみた。
10m位の長さだったろうか。
これならある程度の動きは取れるし、いざという時、手繰り寄せれば捕獲可能だ。
そしてルンルンといつもの公園へお散歩に繰り出した。
公園の東屋に到着し、普通のリードからロングリードへ装着チェンジ。
カチャッ。
ふふ。今日はお前の自由にはさせないぞ、グレース
不敵な笑みを浮かべる私。
まずは腕試しに、軽くボール遊び。
東屋から広場の方へボールを投げる。
Go!
ボールめがけて走り出すグレース。
シュルシュルシュル〜ピ〜ン!
この瞬間、
ボールの飛距離ロングリードの長さ
グレースが地面に水平に直進する力私が地面に垂直に立とうとする力
という2つの方程式が同時に働いた。
ドッ


その結果、私は地面から30cmほど高くなっている東屋の端っこから、
切り倒される大木のように、無残にも地面に落下。
それは無声映画のバスター・キートンのようだったと思う。
いや、ドリフの8時だよ!全員集合か?!
私は顔面を強打し、頬と顎を擦りむいた。
鼻は奇跡的にも無傷(よくあるオチね)。
痛いよ〜。え〜ん。
精神的にも肉体的にも深いダメージを負った私は、
え、今日はこれでお散歩終わりなの?
と、あどけない瞳で見つめるグレースを無理矢理引っ張り、家路についたのだった。

その後1週間、私はかなりの厚化粧で日々を過ごした。
ロングリードはどこかに仕舞われて、それ以来行方知れずだ。



グレースそれはキャベツじゃないよ〜の巻  2001/11/20

グレースはキャベツが大好き。
台所で母がキャベツを刻んでいると、足元にへばりついておねだり。
芯のところをポイと投げると、
その食いつきぶりはまるでピラニアのようだ。
前にどっかのハスキーがキャベツを丸ごと食べるっていうんでTVに出ていたが、
そんなのグレースだってチョロイもんねー。
最近は、車の後ろに積んでいた白菜にも食らいついていた。
おまえは芋虫かよっ!

で、何年か前の冬のある夜のこと。
グレースと私は近所の公園でボール遊びをしていた。
ボールをくわえて持ってくる途中、急に方向転換したグレースは花壇に突進。
何をするのかと思ったら、植えてある植物に食らいついた。
Oh my dog!
それはキャベツじゃないよ〜。
葉牡丹だよ〜。


追いかけ回す私を振り切り、
スポッと土から抜けてしまった葉牡丹をくわえたまま逃げ回るグレース。
誰かに見られたら、花壇荒らしの犯人として捕まってしまう。
焦る私。
やっとのことで捕まえたが、一部食いちぎられている。
ひえ〜。やばいよ〜。
それを何食わぬ顔でこっそり花壇に埋め戻した私は、
誰にも見られていないことを確認して、その場を逃げ去った。
こんなのばっか。



グレースおまえはヤギかよっ!の巻  2001/11/11

これは日常の話。
グレースはティッシュペーパーを食べる。
ちょっとそこらヘンをふいたティッシュを置いておくと、食べてしまう。
特に、人間が鼻をかんだ後の塩味付きが好物だ。
ガムを噛むようにカミカミして、その後ゴックンする。
なるべくゴックンの前に口から取り出すようにはしているが、
間に合わないこともしばしばだ。
お散歩の時間になると、ゴミ箱から拾って、
それを私のいる所までわざわざ持ってきて食べる。
散歩に早く連れて行け!というアピールなのだろう。
そうすれば、自分に注意が向けられることを計算しているのだ。
悪賢い犬よのう!
だが最近、車に乗ると異常にアドレナリンが出るグレースは、
ダッシュボードの所に置いてあるティッシュを、
人間が使うように、口でツッと引っ張り食べてしまった。
Oh my dog!
ただの紙だぞ!
おまえはヤギかよっ!!


お散歩の時に、グレースがティッシュを食べるって話をしたら、
ゴールデンを飼ってる2人が、ウチの子も食べるって言ってた。
1人は、「ウチの子なんか石鹸も食べるのよ〜。
特に牛乳石鹸が好物なんだから〜。」とも言っていた。
グレースは石鹸までは食べないもんね〜。
勝った。



クルエラ引き回しの刑に処されるの巻  2001/11/5

何年か前のある日の夕方のこと。
グレースと私はいつものように、いつもの公園でお散歩を楽しんでいた。
すると前方に、虫のように小さいwanko発見!
体重1Kgあるかないかのヨークシャー・テリアだ。
本日のお買い得、豚肉切り落とし1パックぐらいの重さだよ、あれじゃ。
グレースが見つけるとヤバイと思った私は、リードにぐっと力をこめた。
噛んだりはしないが、あの大きさじゃ踏み潰す恐れがある。
絶対リードを放すわけにはいかない。
ところが、目ざといグレースはそのwankoを発見してしまった。
グレースにはとても自分と同じ生き物は思えなかったのだろう。
突如、怒涛のがぶり寄りを開始。
自慢じゃないが私は痩せている。痩せっぽちと言ってもいい。
体重だってグレースより10Kg多いかどうかだ。
その上2足歩行だぜ。四足のグレースにかなうわけがない。
Oh〜m〜ydo〜g!
私はゴロリと横転。そのままズルズルと引きずられた。
これじゃ、馬に引きずられる拷問と同じじゃないか?!
た〜す〜け〜て〜!!


地面との摩擦で静止するまで、実際には2m位だったのだろうか。
だが私には100mにも感じられる苦痛の時間だった。
起き上がれば、私の半身は芝生の草木染めでグリーンの縞模様。
グレースはヨーキーのお尻を嗅ぎまくり、やっと満足した様子。

なんで、もっとご主人様のことを大切に扱わないんだよ、グレース!
誰のおかげでご飯食ってると思ってるんだよー。
心の中でグレースを罵りつつ、
公園中の視線を一身に浴びた私は、
恥ずかしさのあまり半分照れ笑い、半分泣きべそをかいて
そそくさと公園を後にした。



グレースお団子丸呑み事件(串付き)  2001/10/26

何年か前のある朝のこと。
母が申し訳なさそうに私に言った。
「お団子をグレースに上げようと思って、ハイあんたの分と差し出したら、
全部一口で食べちゃった。串ごと・・・」
エ〜。ウッソ〜?!
早速獣医さんに電話して、これこれこういう訳でと話したところ、
「串が肺や腸に刺さったら、最悪命にかかわることになります。
うまく吐くことが出来ればいいですが、吐かなければ手術しないと・・・。」とのこと。
Oh my dog!
たかがお団子で手術かよ!マジ〜?
手術やだよ〜。かわいそすぎる〜。お団子で手術なんて。
またもや泣きながら獣医さんに直行。
吐かせるために、過酸化水素水(オキシドールね。泡で胃を膨らませるらしい。)を
見たこともないようなでっかい注射器で、グレースの口から注入。
吐き気が来るのを待つ。
なかなか吐かない。苦しそうだ。
もう1本追加注入。
吐いてくれ!グレース!思いっきり!!
ゲロリンパ。
吐いた!



泡にまみれたドッグフードの吐瀉物を素手でかき分ける。
お団子出て来い!
あったよ。お団子。あんこだった。
お団子のタレが何だったのか、この時初めて知った。
ちょっと水で流せばまた食べられそうなほど、原形をとどめている。
もうちょっと噛めよ。グレース。
なんで少しずつ噛んで食べないんだよー。
いいかげんにしろよー。トホホ。
だが獣医さんに叱られたのは、私と母だった。
「ドッグフード以外の食べ物をむやみに与えてはいけません!」
ショボン。

これも結構よくある話らしい。
焼き鳥の串で手術、石を食べて手術したというwankoを私は知っている。
もち、犬種はゴールデンだ。



グレース溺れるの巻  2001/10/15

何年か前のある日のこと。
グレースと私、そして今は亡きグレースの叔母さん犬(ゴールデンのマーヤ)とそのママは、
友達の家のそばの河原でマッタリとして、ボール遊びをしていました。
するとボールが川の流れに引きずられて、川の真ん中まで流されて行ったのです。
ボール命のグレースはボールを追って川の中に突入。
あいにく前の日まで雨だったので、川は増水し濁流になっていました。
あっという間もなく、グレースがどんどん川に流されて小さくなって行き、
ついには豆粒のように・・・。
Oh my dog!
「グレースが流された!」
      
私は突然の出来事に呆然。
マーヤのママは車を出して川下に向かい、腰まで水に浸かって、
グレースが流されてきたら受け止めようと待機してくれました。
私は泣きながら「グレース!」と叫び、河原を探索。
救援に駈け付けた友達も一緒に探してくれましたが、グレースの姿はどこにもありません。
絶望的な気分になっていたその時、
どこからかグレースがこちらに向かって走ってきたのです。
目の上から少し血を流して。
Oh my dog!!
「グレース!」涙の再会。感動の抱擁。
その後、私は友達の家で少しの間寝こみました。
グレースはこのことがトラウマになって、川が恐くなるかなーと心配したのですが、
全然気にかける風もなく、相変わらず川でボール遊びをするのが大好きです。
あ〜、よかった。

ちなみに、去年1匹のゴールデンが本当にその川で流され、行方不明になったそうです。
泳ぐのが大好きなwankoを飼っているみなさん!増水時の川に近寄るのは危険です!!