危険な丸齧りの巻  2003/12/31

今年もグレースは色んなものを丸齧りしてくれた。
キャベツ、白菜、茄子、蕪、柿、りんご、バナナ皮ごとetc・・・。
どう見ても犬が食べるものとは思えないラインナップだ。
ちなみに↓は蕪を丸齧りしているところである。


そして先月、グレースは今年最も危険な丸齧りをやらかしてくれた。
夕方お散歩に行く気配を察すると、毎日異常にハイテンションになるグレース。
いつもはゴミ箱から使用済みティッシュを、
ゴミ箱がブロックされている時は新しいティッシュを引き抜いてカミカミし、
その過剰なエネルギーを発散させているのだが、
その日はクルエラが自分の部屋で散歩の身支度をしていると、
茶の間からクルエラ母の悲鳴が・・・。
「こらっ、グレース何噛んでるの?!○○○、早く〜!!
(○○○にはクルエラの本名が入る。さすがに家ではクルエラって呼ばれてないからね。当たり前か。)
いつものとは違う悲痛な声の響きに、大慌てでグレースの元に飛んで行き、
母が押さえていたグレースの口をこじ開けると、何とそこには単3の乾電池がっ
Oh my dog!

「グレース死ぬぞっ!!
そう怒鳴りながら何とか口から取り出した乾電池は、歯型クッキリ完璧に変形している。
あわわ・・・乾電池の中身って水銀だったっけ・・・これかなりヤバイんじゃ・・・。
青ざめたクルエラは変形した乾電池を上に下にと点検してみたが、どうやら破けてはいないようだ。
よかった・・・助かった・・・。
が、ふと見るとグレースがまだ口をモグモグと・・・。
ひーっ!助かったと思ったのは早合点かっ?口の中に乾電池の破片でも?!
急いでもう一度口の中をチェックすると、出て来たのは+極のポッチ
あ゛〜。

グレースよ。お願いだから来年はもうこんなことやめてくれ!
クルエラお前と暮らし始めてから、確実に5年は寿命が縮んでいるぞ。



超簡単早口言葉  2003/10/14




クルエラの犬はよく食う犬だ

グレースが咥えているのはボールではありません。
です。
この事件の直前、クルエラは3時のおやつに柿を食べ、
グレースにも2切れほどおすそ分けしてあげたのです。
それなのに・・・。
それでは物足りなかったのか、かえってそれが食欲の導火線に火をつけてしまったのか、
グレースは台所から柿を丸ごと盗みました。
「剥いてあげるから出しなさい!」と言いつつ、口をこじ開けようとしましたが、
グレースはとられてなるものかとますます顎に力を加え、果汁がだらだらと滴り落ちて・・・。
仕方なくクルエラは柿を奪還することを断念。
その後グレースはのヘタまで完食しました。

おっと、みんなこの早口言葉を3回スラスラと言えたかな?
超簡単だよね。



秋憂い、また一句  2003/9/19



色づく葉 若き日覚え 腕試し

(意)
こないだまで青々としていた木々の葉も、秋になり段々と色づいて来た。
それも美しく紅葉した後は、いずれ枯れ落ちてしまうのだろう。
自分もこのまま朽ち果ててしまうのだろうか・・・。
最近クルエラからは75歳の婆呼ばわり。
若い頃は散々クルエラをてこずらせたものなのに。
ふと思い出し、車の中で置き傘の柄を噛んでみた。
今の自分を試したくなったのだ。
歯の先は削れて平らになってしまったけれど、思いのほか金属部分だって楽に噛める。
屈強な顎の力。
自分まだまだ行けるんじゃないか・・・。
クルエラ油断するのはまだ早いぞ。
そう呟くと、口の端に笑みがこぼれた。



去り行く夏に一句  2003/9/5




行く夏を 惜しみ生茄子 丸齧り

(意)
10歳の夏ももう終わり。
今年の夏も、なんのアバンチュールもないまま終わってしまった。
あと何回夏を迎える事が出来るのだろう・・・。
去り行く夏を惜しみ、生のまま茄子を丸齧りしてみる。
BGMに森山直太朗の「夏の終わり」を聞けば切なさ倍増。



バカップルならぬ・・・バ飼い主  2003/5/11





ほんとにダメ犬グー  2003/4/7