ビンゴ2代目踏襲の巻 by フックママ  2010/11/18

ビンゴは、私たち夫婦と穏やかな生活を送り、
叱られること等めったになく、実に甘えん坊な子に成長していました。

離れて暮らす息子がビンゴに初めて会ったのは、
去年のお正月…それもほんの2〜3日。
今年の夏は10日ほど帰省したのですが、毎日遊び歩き、
家にいれば、時間に関係のない生活を送り、
いい加減頭に来た私は、堪忍袋の緒が切れて注意したんです。
当然のように口答えされました。

そんな時はつい、「やっぱりビンゴは、いい子で一番可愛いもんね〜。
お兄ちゃんは、やだねぇ。」などと考えもなく言ってました。
そしたら、ビンゴは息子に甘えることもなく、不審者だと思ったのか、
息子が動くたびに、追跡するようになりました。
息子は喜んで、「そうかそうか。お兄ちゃんのこと大好きなんだ。」と言い、
部屋にも入れるようになりました。
私は内心、「ビンゴのこと何も知らないで、大丈夫かなぁ〜。」と思いながらも、
めったに帰ってこない息子と仲良くなるのは良いことだと思い、
根拠のない不安を抱えつつ、放って置きました。

息子と私の間の、こまごました口げんかは、レクリエーションのようなものです。
ところが、ビンゴには理解できるはずもなく、
息子を「お母さんの敵」だと思い込んだらしいのです。

そうこうする内に、いきなり2階で騒いでいる奴が。
「母さん、大変だ〜!」
「あんた、外から帰ってきたばかりで何騒いでいるのよ?」
しぶしぶ2階に上がっていったら・・・。
Oh my dog!




ビンゴブツが部屋の真ん中にもっこりと!
後ろからついてきたビンゴは、「どうだ!」と誇らしげな顔をしています。
出かける時にドアを閉めない息子が悪いのか・・・、
私と口げんかをする息子を懲らしめようと思ったビンゴが悪いのか・・・。
息子も怒る気にもなれず、大笑いしました。

そして フックの事件も思い出したのです。
犬の愛情はすごいと思いましたよ。
手段はばっちいけどね。

それ以来、ビンゴの前では、私と息子は仮面親子です。

ビンゴは、1歳前にもうこんな事件を起こしています。
普段は、私の姿が見えないだけで「ぴーぴー」鳴いているのに。
これから先、私には何があっても味方になってくれる、頼もしい(?)ナイトができたのです。
ただ、自分が育てるは、息子を敵とみなし、息子の部屋にブツをする犬・・・。
しかも2代続けて
しかし、母を想う犬の愛情は、絨毯1枚には代えられません。
これだから犬飼いはやめられません。
ほーほっほ。(本当はトホホ)

お利口な顔をしたフックの時はショックでしたが、ビンゴの時は、
「ん、お前だったらやりそうだ。」
顔見て納得できました。


見事2代目を踏襲したビンゴ
「先代、やりました!」




先代フック親分
「2代目、ようやった!」


これはスプリンガー・スパニエルのビンゴ君(1歳)のママから頂いたお話です。
先代ゴールデンのフック君亡き後、
フックママファミリーの一員となったビンゴ君は、
フック君と同じ、「母命」の甘えん坊だそうで。

クルエラ、このお話を読み進む内に、不思議な感覚に襲われました。
これって・・・デジャヴ
確かフック君もこんな事をしたような…。
息子さんの部屋の真ん中に、もっこりとしたような…。

そうです。
フック君も5年前に同じ事をして、Oh my dog!に登場していたのです!
フック親分の仕返しの巻

これは、単なる偶然とは思えません。
フック君がビンゴ君に空から指示を出しているのでしょうか?
息子さんに対抗するには、「汚い手を使え!」と。
そして、「これで正式に2代目として認めてやろう。」なんて、
ほくそ笑んでいるのかもしれません。

それにしても、愛犬に2代続けて、
部屋で脱糞された息子さんのお気持ちはいかがなものか?
少し心配になったクルエラですが、それは全くの杞憂に終わりました。
笑って受け流せるようになった息子さん。
もうすっかり大人です。

ここでフック君にお願いです。
ビンゴ君は立派に2代目を踏襲したし、息子さんも大人になったから、
そろそろビンゴ君に、息子さんは敵じゃないって教えてあげて!
ママが仮面親子は疲れるってさ。

by クルエラ



は落ちない・・・の巻 by スケ母  2010/4/11


最近は穏やかな日々を送っていたワタクシ。
このまま、まったりのんびり暮らしてゆくものと信じておりました。

ワタクシはを使う仕事もしており、専用の部屋があります。
(まあ、うちには危険極まりないちゃんがおりますので)
関係者以外立入禁止!絶対厳禁!!KEEP OUT!!!
という部屋なんですが、鍵はかかっておりません。
当たり前だ、貴重品なんぞありゃせんし、ワタクシは独り住まいだ。

とある日曜日。
午前中に墨仕事をし、「お腹空いちゃった〜、中〜断!!」
と部屋を出て、ご飯を食べ春眠に誘われうとうとと幸せなひと時を過ごしていました。
もちろん、可愛いスケも側に寝ています。
「ああ。ワタクシなんて幸せなの…ぐうぐうぐう〜」

しばらくして眼が覚めると、スケが見当たりません。
まあ、別にいいや。それより筆洗わなきゃ。
と書室に戻ろうと階段を見て愕然…。
足跡が、付いてる。
でかい…、スケだ。
なんでいの?これって墨汁…?
Oh my dog!

このときのワタクシの頭ん中は、スケと雪と墨汁が部屋の中でぐーるぐる。
紙が舞い、が飛び散り、犬が騒ぎ、猫が飛ぶ。
まさにブラックアウト状態。
部屋の中もブラックアウトォ〜
惨状




ドアを開けたのはきっと雪ちゃん。
でも、墨池をひっくり返したのはスケなんだね。
それを踏んづけて歩き回っちゃったのもスケなんだね。
墨で汚れたのもスケ(だけ!)なんだね。
はドアを開けただけ。
真っ白なまんま。




雪が悪いんじゃない(たぶん)、スケが悪いんじゃない(おそらく)。
えーえー、一番いけないのは、鍵をかけなかったワタクシです(なんだろうな)。
だから、天罰として部屋中のを拭きとり、絨毯のい足跡を拭い、
読めなくなった書物を処分せざるを得なくなった訳だ。
片付けは未だに終わらない。
後から後から墨で汚れたモノが出てくる…。




は落ちない」
…ワタクシの座右の銘です。




これは、このコーナーの常連さんである、
助六君(ゴールデン・♂)&ちゃん(白猫・♀)のママ、
スケ母さんから頂いたお話です。
今回もまた衝撃的な投稿を頂き、心より感謝申し上げます。

スケ母さんの流麗な書に憧れを抱いていたクルエラですが、
今回心ならずも、「自分が書をたしなんでいなくて助かった…。」
と思ってしまいました。
それほどに、この惨状が恐ろしかったのです。

絨毯にくっきりと浮かぶい肉球の花…。
いつもなら愛おしくてたまらない助六君の肉球跡も、
今回ばかりは、ウンザリする小汚いものにしか見えなかったはず。
スケ母さん、御愁傷さまでした。
単に部屋に鍵をかけなかっただけで、この天罰は重すぎます。

スケ母さんの座右の銘は、
この件を知った全ての人の心に、深く刻み込まれる事と思います。
どうか書道人口が減りませんように…と、切に願うクルエラです。


by クルエラ


猫と犬が組むと最強ですね。
と言うか、雪ちゃんと助六君が組むと…
と言うべきでしょうか。
それぞれに悪気はなくても、
結果は最悪な状況に…。

雪ちゃん、わざとでも少し汚れた方が
心証が良いと思うにゃん!

by タミー



振り向けば化け猫・・・の巻 by スケ母  2009/10/1


「白でも黒でもネズミを捕るのが良いだ」
と今は亡き某国のお偉いおじさんはのたまいましたが…。

夏も終わりかけたとある晩のことでございます。

「ちくしょ〜まだ暑いじゃんか〜!」
寝かけた私は突如飛び起き、ベッド下に寝ている犬を踏んづけ、窓を開け放ったのです。
「ここも開けた方が涼しいか?」と窓という窓を開け、ついでに外階段に通じるドアも開け放ち、
蚊取り線香(犬用)もついてるし、ベープも焚いてるから大丈夫ね、とそのまま寝込みました。
それが、恐怖の時を迎える序章とも知らず…。

がさごそと物音がします。
「んぁ?スケか?」
いや、違う。
犬はヘソ天でいびきかいて寝ているようだ。
それなら、猫か…。
みなさん、ご存知のように(?)、
我が家には、見た目だけは大変愛らしい白猫、ちゃんがおります。



うるさいな、でもまあそのうちどっか行くだろうと
そのまま寝ようとしたのですが、パタパタと音がするのです。
「ん?ぱたぱた???なぜ?」
睡魔の中、私にふと嫌な予感がよぎりました。
雪ちゃん、見た目はカワユイのですが、
蝉の踊り食いはするは、スズメバチに向かっていく!はと、大変野趣溢れる猫なのです。
まさか、また蝉でも捕まえて見せにきたんじゃないだろな…。

私が恐る恐るも枕もとのスタンドを点けてみると…
そこにはこちらに背を向けて何か必死に堪えているような薄ぼんやりとした白い姿。
「何やってんの…?」
とそーっと廻り込んで見てみると、

OH!MY DOGGGG〜
じゃなかった「キャットだあ〜!!!


ちゃんは、その愛らしいお口になんとコーモリを咥えていたのです
コーモリ、こうもり、蝙蝠…コーモリだよっ!!

ガッツリ咥えた口からは顔と翼というのか羽というのかはみ出させ、パタパタぱたぱたと…。
眠気なんか一気に吹っ飛びました。
「ぎゃあ〜!」
という叫び声に眼を覚ました犬と一緒に(それまで寝込んでいたスケもスケだよ)ベッドの上に飛び乗り、
雪ちゃんが咥えたままどっかに行ってくれ!と念じました。

化け猫姿そのままにこちらを振り向いたちゃん。
満足したのか、獲物を捕らえたまま音も立てずに出て行きましたが、
朝、スケのケージの中に、お裾分けなのか半分以上残っておりました。

パンダをくれたおじさん、うちのは白猫だけど、獲るのはネズミじゃないんだ、コーモリなんだよ…。
ちなみに、雪ちゃんは特別なイデオロギーは持ってません。



助六君とまったりくつろぐちゃん。
この美しい白猫がコーモリを咥えるなんて、
誰が予想できるでしょう!


のんびり屋の犬と一緒に育ったからと言って、
猫ものんびり屋になると思ったら大間違いにゃん。
犬なんて獲物も獲れない弱虫にゃん。
絶対お裾分けも食わなかったに違いにゃいにゃん!

by タミー


これは、助六君(ゴールデン・♂)&ちゃん(白猫・♀)のママ、
スケ母さんから頂いたお話です。

猫が獲物を捕ると、
飼い主に持って来て見せると言う話は良く聞きます。
それも、生きたまま半殺しの状態で持って来るそうで…。
飼い主に褒めてほしがっていると言う説と、
飼い主に狩りの仕方を教えていると言う説があるそうです。
まぁ、聞いたり読んだりする分には、
なるほど…と言う話ですが、
実際に自分の猫の事となると話は別です。

その時のスケ母さんの恐怖を想像すると、
クルエラの髪の毛さえ逆立ちそうです。
ましてやタミーと言う猫と暮らす今、スケ母さんの恐怖が、
いつクルエラの身の上に起こってもおかしくないのですから。

野性味溢れる動きが魅力的な猫ですが、
そのしなやかな動きは猫じゃらしの時だけ
見せてくれれば十分なのであり、
コーモリやらネズミやら蝉やらの「野性的な動き」は、
決して見たくないと言うのが、猫飼いの本音でしょう。
ましてや、愛猫が化け猫へと変わる瞬間は、
猫飼いの心に、深く暗い影を落とすのであります。

by クルエラ



出したら入れたい・・・の巻 by うさぽん  2009/5/26


ある日の深夜、PIXY(ピクシー)が遠慮がちに私を起こす。
お腹痛いん?
大急ぎで散歩バッグ持参で外へ飛び出した。

大して緊急でも無かったのか、切羽詰まった様子は無く、普通に歩いて、
それでもウンは多目にした。

これがしたかったんや、楽になったね。
近所を一周して、身体と足を拭き水を飲ませる。


すると10分程してまた起こされまして。
え?さっきのウンはとっても良い形で、お腹を下した感じでは無かったけど・・・・

でもまだお腹ゴロゴロするんかな?
と、一瞬起き上がるのを躊躇してたら、
PIXYのお腹がぎゅるるるる〜〜〜と凄い音で鳴った。

やっぱり調子が悪いのか!この音はお腹急降下やね?水便かも!

再び飛び起き階段を降りると、PIXYも大急ぎで降りる。
今度はかなり切羽詰まった感じの急ぎ方。

尋常でないPIXYの階段の降り方に緊迫感を感じ、
ダッシュで散歩バッグを取り、玄関に走る。


・・・と、の姿が無い。


あれ?我慢できずにどっかで漏らした?
可愛いPIXY、可哀想に!どこで苦しんでるん?

あちこちの電気を一斉に点け、PIXYを見つけたのは、PIXYのご飯台の前。
Oh my dog!
テーブルの前で、綺麗に伏せてた。





・・・・・あの、今、夜中の二時過ぎですが・・・・
丑三つ時に私を起こし、大急ぎで向かった先がテーブルの前とは
一体どう言う意味でしょうか?

その綺麗な伏せを見て、すぐに全て理解しました。

PIXYは朝晩の散歩を終えると、すぐに私がごはんを作り始め、
10分後には食べるので、夜中の散歩後も当然ご飯が出てくると思ったらしい。

そんな事で起こされたのか・・・・
あの急ぎ方、ウンがしたい時より緊迫感があったのに・・・・

もちろん、こんな時間にごはん作る気サラサラ無いから。
いつまでたっても作り始めん私を、そんなに不思議そうな顔で見るのはやめなさい(笑)



よだれかけがとても良く似合うPIXY
似合うと言うレベルではなく、
必需品と言った方が正しいのか?
テーブルの上には小さな水たまりが・・・。
こんな顔して、うさぽんがごはん作るのを
待っているのでしょうな。


もはや言わずとしれた人気サイト
PIXYが傍にいるだけで…
何やらそよ風が吹きそうなタイトルですが、
実際は、毎日がまさにOh my dog!
爆笑に次ぐ爆笑のサイトであります。
ちなみに、PIXY妖精と言う意味です。
 

これは、PIXYゴールデン・♀)のママ、
うさぽんから教えて頂いたお話です。

かねてからPIXYの腹時計の正確さには、
舌を巻いていたクルエラです。
毎日17時にごはんを食べる為、
16時50分にうさぽんにごはんを作れと催促するそうな。
たとえ16時にごはんを済ませていたとしても。
PIXYの腹時計は、オリンピックに採用されるで〜。」と
笑っていたのですが。

どうやらPIXYの腹時計には、致命的な欠陥があるようです。
時刻とは関係なく、一度散歩に出て家に戻ったら、
たとえそれが夜中の2時であろうと、
10分後にはごはんを要求する腹時計・・・。
散歩後10分と言う間隔に対しては、まことに正確と言えますが、
何とも自分に都合よく出来ています。
結局、どう転んでもごはんを要求するのです。

夜中の2時に、
テーブルの前で綺麗に伏せをしているPIXYを見つけた時、
うさぽんがどんなに脱力したかは、想像に難くありません。
でも、うさぽんは笑っております。
恐らく、うさぽんを見つめるPIXYの顔が、
何とも言えない顔だったからでしょう。
PIXYは、自分の腹時計とうさぽんを、
絶対的に信頼しているのです。
「なんでなん?」
だからこそPIXYは、一片の汚れもない心で、
いつまでもうさぽんに問いかけます。

これだから犬はやめられませんな。

 by クルエラ